田んぼや水路の生き物を間近に見ることで、自然の大切さを再認識
2023年7月23日(日)恵久美環境保全会主催の「家山先生の田と水路の生き物観察会」が岡田西地区の田んぼと向居南の水路で生き物採集、恵久美集会所で顕微鏡を使っての観察会が実施されました。
参加者は恵久美在住・元愛媛大学教授の家山先生をはじめ子どもたちと保護者、恵久美環境保全会、地域住民のみなさん、恵久美を元気にする会のメンバー、松前町と松前町史編纂委員、愛媛新聞社の取材班など22名の方が参加しました。子どもたちは田んぼや水路を巡りながら小さい生き物の観察を行いました。田んぼの中では「白いおたまじゃくし!アメンボ!ミジンコもおる!」に子どもたちの驚きと喜びの声が広がりました。
恵久美集会所では、電子顕微鏡や立体顕微鏡を使っての観察。さながら大学の研究室のような設備。「さすが家山先生!」と改めて感服の至り。子どもたちも今まで見たことないような画像がモニターから次々と映し出されるたびに歓声を上げていました。モニターを食い入るように見つめるその熱い眼差しがとても印象的でした。
観察会の講話で家山先生が「田の生き物は米づくりのサイクルに合わせた生活史をもっている」というお話をされました。私には「地球上に棲む生き物は全て平等に生きる権利があるんだよ。人間中心と考えてはいけない。」というふうに聞こえてなりませんでした。
今回の「家山先生の田と水路の生き物観察会」は、子どもたちにとって新たな発見や学びを得た体験となりました。これを機に自然環境への理解と保護への意欲が高まるとともに、地域コミュニティの結びつきを深めるきっかけなることを願っています。
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