神寄川は神崎の福徳泉を源とした川で、南端に位置する泉屋地区の境付近から田んぼの中を流れる二方張農業用河川になっています。川の中には葦がはえ、鴨が飛来してくる時もあります。一昨年の7月には子ども達を対象にした「水生生物の生き物教室」も行われました。今も多様な水生生物が生息する貴重な恵久美地区では数少ない自然が残っている川です。河畔には、神寄川を地元で管理推進する「愛リバー神寄川」が設立されたのを機に景観維持を目的として植樹されたソメイヨシノの桜並木があります。
今年も3月31日(日)恵久美を元気にする会の「第6回恵久美親睦花見会」が神寄川河畔にて催されました。当日はポカポカ陽気で絶好の花見日和でしたが、残念ながら肝心の桜は殆どが「ほほまる」の状態で僅かに4輪だけが咲いていました。開花が遅れた原因は、桜は1月の気温によって開花が早くなったり遅くなったりするそうです。愛媛県の1月の平均気温が7度と高く、桜の「休眠打破」が2月にずれ込んだことにあるそうです。桜は夏に翌春咲く花芽が形成され、いったん休眠にはいった花芽が、冬季に低音にさらされ、休眠から目覚めその後の気温の上昇とともに花芽は成長して開花に至りますが、今年は桜のお目覚めが若干遅くなったようです。
そんな少し寂しい桜の下で行われた親睦花見会でしたが、25名の方が参加され、老いも若きも上下左右の垣根を越えて大いに盛り上がりました。
「ギンギンに冷えたビールが一番!」「牛乳で割る焼酎が最高!」とか「あんたは偉い!」などと、桜は関係なしの言いたい放題、飲み放題。笑顔、笑顔、また笑顔。また、小林裕介防災士(辻南)による防災意識高揚を目的とした「防災講座」もお行われ、桜はいまいちでしたが、「絆の花が咲いた」意義深い時間となりました。
酒盛りは、人と人が集まってコミュニケーションを深める機会となります。老人は若い人から新しい視点やエネルギーを受け取り、若者は老人から歴史や伝統、人生の知恵を学ぶ場でもあり、また日常から離れてリラックスし、ストレスを解消する場でもあります。お酒を通じて気心が通じ合える人間関係を築き親睦を深める絶好の機会です。来年は皆様の参加をお待ちしております。
恵久美を元気にする会では、今後もこのような楽しい「酒盛り」企画を立案し発信してといきたいと思っています。乞うご期待!
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